万葉歌碑
(マンヨウカヒ)

川井：昭和39年建立された歌碑で、防人となった丈部真麻呂と丈部川相の二人の歌が刻まれています。（※中学校校庭に建立されているため近接不可　校門外から遠望のみ）
「巻20-4323　防人　山名郡　丈部真麻呂　時時（ときどき）の　花は咲けども　何すれそ　母とふ花（でこ）の　咲き出来（でこ）ずけむ」
「巻20-4324　防人　山名郡　丈部川相　遠江（とへたほみ）　　白羽（しるは）の磯と　にはの浦と　あひてしあらば　言（こと）も通（かゆ）はむ」
浅名：平成4年に建立された歌碑で、「浅羽の野良で草を刈る　その束の間も私のことを忘れないで」という相菊歌が刻まれています。
「巻11-2763　作者不詳　紅（くれない）の浅葉（あさば）の野良（のら）に　刈る草（かや）の　束（つか）の間（あひだ）も　吾（あ）を　忘（わす）らすな」
梅山：平成8年に建立された歌碑で、梅山八幡神社の境内に立っています。
「巻20-2863　浅葉野に　立ち神（かむ）さぶる　菅（すが）の根の　ねもころ誰（た）がゆゑ　我が恋ひなくに」