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誇り05 戦国から近世への境域に建つ絢爛の美 国宝・久能山東照宮

戦国の世から近世の江戸期へ。権現造が語る爛熟と後世への眼差し。

久能山東照宮は、遺命によって徳川家康を祀るために創建されて以来400年の時を重ねてきました。権現造と呼ばれる絢爛たる様式の本殿、石の間、拝殿は、近年国宝に指定されています。
駿河の地を収める上で重要な拠点であった久能城を、東照大権現の鎮座する神域としたことは、当時の地政学を反映すると同時に、戦乱なき世への強い希求の現れでもあったでしょう。
東照宮博物館所蔵の「家康公の洋時計」とその逸話は、その後の鎖国政策とは裏腹に、家康の豊かな国際感覚と世界を見る眼の確かさを感じさせてくれます。久能山東照宮に立つと、後世に生きる私たちが家康に見つめられているような思いがします。

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久能山東照宮のみどころ

徳川家康没後まもなく着工された権現造の東照宮社殿は、二条城、名古屋城、仁和寺を手がけた中井正清が棟梁を務め、江戸時代初期の東照宮建築だけでなく、わが国の歴史的建築を代表するもののひとつとなっています。14棟の建築が国宝または文化財に指定されているほか、境内地の久能山一帯も史跡に指定されています。東照宮博物館所蔵の家康公の洋時計はスペイン国王フェリペ3世から贈られたもので、当時の機構がそのまま現存しており、世界的に貴重とされています。

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