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しずおかツーリズムコーディネーター通信2021年10月号

MOA美術館外観

海の見える美術館“MOA美術館”を紹介します。
~相模湾を見渡しながら美術作品と自然を堪能!~

MOA美術館入口

 JR東海道線熱海駅から路線バス(東海バス)にて約5分、熱海駅の北西部、海抜約250mの丘陵地にある「MOA美術館」は、1982年(昭和57年)に開館し、今から4年前の2017年(平成29年)世界的に活躍する現代美術作家・杉本博司氏の設計デザインにより新しい美術館へとリニューアルしました。MOAとは、創立者の岡田茂吉氏の名前を冠して、「MOKICHI OKADA ASSOCIATION」の頭文字を取ったもので、「エム オー エー 美術館」と読みます。
 熱海駅より東海バスで急な山道をゆっくり上っていくとMOA美術館のエントランスが見えてきました!ここが美術館の入口です!!小高い丘の中腹に、まるで美術館がすっぽり埋まっているよう。自然とうまく調和している美術館です。
 それでは、中に入ってみましょう!先ずはエスカレーターで本館に向かいます。エスカレーターの壁面や天井は、柔らかな緑系の色が足元をほんのり照らしています。初めてここを訪れる方は、このエスカレーターの多さに驚かれるでしょう!何故ならエントランスから美術館本館まで約60mの高低差があり、200mに及ぶ7基のエスカレーターがあるのですから。これらのエスカレーターを1基上がる度に踊り場があるので休憩しながら上っていくのもいいでしょう。また、エントランスからエスカレーターを3基上がった所にある「円形ホール」では、リニューアルにより新たな見どころとして設置された円形ドームにマッピングされた世界最大級の万華鏡がご覧いただけます!!円形ホールは、直径約20m、高さ約10mの巨大なドーム型です。世界最大の万華鏡の祭典「ブリュースター・カレイドスコープ・ソサイエティ」で、日本人として初めて2年連続グランプリ(2005年、2006年)を獲得した依田満、百合子夫妻の万華鏡が映写されています。このマッピングされた万華鏡を観ていると瞬間しゅんかんに色、形が変わり、まるで世の移り行く様を観ているようです。聞くところによるとパターンは、何十万以上もあるとのこと。同じパターンに出会えたら、神業!今まで私の一番のお気に入りのパターンは、3年ほど前に訪れた時に観た「丸いドームの中央部分で、うさぎが餅つきをしている」ものでした。この円形ホールでは、万華鏡だけではなく作曲家でありピアニストの中村由利子氏により作曲された音楽もご堪能いただけます。哀愁を誘う音色と万華鏡マッピングが時の流れを忘れさせてくれ、リラックスできるひと時です。
 エスカレーターを上がりきった所で、屋外に目をやると前方にヘンリー・ムアの彫刻作品「王と王妃」が気持ちよく相模湾を見下ろすように座っています。ここは、屋外展示の「ムアスクエア」です!まっすぐ本館に進むつもりのはずが、作品と景色に魅せられて、思わず寄り道をしてしまいました(笑)。MOA美術館は、海の見える美術館とも言われていますが、このムアスクエアからだけではなく本館に入ってからも色々な場所から相模湾を見渡すことができますのでそこも注目です。
 本館の入口の黒と赤の漆塗りのずっしりとした大きな扉がゆっくりと開き、本館へと誘われます。今回は、葛飾北斎の「冨嶽三十六景」の特別展示中で、北斎の描いた日本の様々な場所からの富士山を堪能しました。展示室は、全てガラス張りですが、ガラスがあまり邪魔にならないような設えでご覧いただけるようになっており見応えばっちりです!
 美術作品の展示だけではなく日本の有名な能楽師やアーティストのイベント等が開催される「能楽堂」があります。能・狂言は理解できないという方には、夏に開催される能楽教室がお勧めです。有名な能楽師がわかりやすく説明してくれ、初心者が能を楽しむのにピッタリのプログラムです。この能楽堂では、数々の有名アーティストのイベントが開催されていますので公式サイトをチェックしてみてくださいね。
 最後にグルメのご紹介です。MOA美術館には、カフェ、茶室、レストランなどもありますので、作品の鑑賞中、鑑賞後に、是非お立ち寄りください。私は、鑑賞中に「the café」に立ち寄り、相模湾を見下ろしながらちょっと一息!鑑賞後には、「ラ パティスリー デュ ミュゼー パール トシ・ヨロイヅカ」を訪れ、甘酸っぱいカシスのムースケーキ「カシス」と紅茶のセットをいただきました。甘酸っぱいカシスと紅茶の相性が抜群でした!皆さんも是非召し上がってみてくださいね。このカフェからは、夏は青葉もみじ、秋には紅葉したもみじを観ながらゆっくりお寛ぎいただけますよ。また、敷地内の日本庭園にある茶室「一白庵」では、お抹茶と季節の和菓子セットもお召し上がりいただけますので、こちらもお薦めです!
 MOA美術館は、自然豊かで春は梅、桜やつつじ、夏には青葉もみじ等の新緑、秋には、美しく色づいたもみじなど、一年中、季節の移り変わりをお楽しみいただけます。是非一度お出かけください。
 お問合せ先: MOA美術館(MOA MUSEUM OF ART)
        〒413-8511 静岡県熱海市桃山町26-2
          TEL:0557-84-2511(代表)
     HP:https://www.moaart.or.jp/

  • 円形ホール万華鏡

    円形ホール万華鏡

  • 王と王妃

    王と王妃

  • カフェ

    カフェ

  • 鎧塚スイーツ イメージ

    鎧塚スイーツ(イメージ)

  • 抹茶セット

    抹茶セット

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