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しずおかツーリズムコディネーター通信2022年4月号

01haidenn

~総漆塗極彩色の豪壮、華麗な建築群!古に思いを馳せる~
JR静岡駅の北西約1.5kmに位置し、静岡市街地に接する「賤機(しずはた)山」の麓にある「駿河(するがの)国(くに)総社(そうじゃ) 静岡(しずおか)浅間(せんげん)神社(じんじゃ)」をご紹介します。

03楼門

 しずおか(静岡県)の地名発祥の地として知られる賤機山は、古代より神聖な場所として静岡の人々の精神的な支えだった場所と言われています。静岡浅間神社はその麓、約13,600坪という広大な敷地に建立されており、平安時代以降、鎌倉幕府をはじめ、織田家、今川家、武田家、徳川家とそれぞれの時代に崇敬され明治頃まで手厚く保護を受けてきました。

 現在、「20年かけての化粧直し 平成令和の大改修」中とのことで、私も訪れてみました!今回は、幸運な事に、神職に案内をしていただきました!
 現在の社殿は、1804年から60年余り(久能山東照宮の建立期間の約20倍)もの年月をかけて造られたものだそうで、総漆塗り極彩色の社殿は、時代を同じく建立された「久能山東照宮」、「日光東照宮」などの建築物を思わせる絢爛豪華な装飾が施されているものが多く、信州諏訪の立川流の手による精緻で流麗な彫刻群のすばらしさが圧巻です!さっそくこころを奪われてしまいました!
 さらに驚きのポイントが。この静岡浅間神社、見た目は、7社ですが、実は40社もあるのだそうです。その40社に56の神々が祀られており、境内には、沢山の社殿が建てられています。そのうち、国の重要文化財は、全部で26の社殿。建築物としても見所が非常に多い神社だと改めて感じました。
 特に、楼門の彫刻や漆は必見です!金色に輝き、きらびやかに彩色された「獅子」と「力人」が浅間神社をお守りしているように楼門をくぐり抜ける人々に睨みを利かしているようです。
 この楼門は、2020年12月に漆と彩色の塗替え工事が完了したばかり。漆の輝き、なんともいえないつややかさのようなものを拝見し、すばらしさを実感しました!前述したように、「漆」は、紫外線を受けると劣化してしまうので、この美しい姿を見られる期間もあと数年。皆さんも是非早くお越しくださいね!
 楼門をくぐり抜けると前方には、木造平屋建ての舞殿が見えてきます。信州諏訪の立川流の彫刻が随所に施されています。彩色がなく境内唯一の素木造りとなっていますが、ここで能を舞う姿を想像するだけでも心の中でニヤリとしてしまいました。とにかく素晴らしい舞殿です!(阿木燿子さんによる「フラメンコ曽根崎心中」も披露されたことがあるそうですよ。)
 その後、大拝殿へと進みます。大拝殿の高さは、なんと!21mだそうです。壮観です!中へ進入ると132畳もの大きさでまたびっくり。その広間の天井には、狩野栄信らによる「八方睨の龍」「四方睨の龍」等、観ているだけで素晴らしく、とにかく圧巻です。
大拝殿の奥に鎮座する神部(かんべ)神社、浅間(あさま)神社に案内していただきました。そうです!神部神社、浅間神社、大歳(おおとし)御祖(みや)神社の三本社と四境内社を総称して静岡浅間神社と言いますが、特に、神部神社と浅間神社は、隣同士に位置し、二社同殿で古くから「両社」と呼ばれ、尊ばれてきた神社です。神部神社は、崇(す)神(じん)天皇の御宇(ぎょう)(約2100年前)に鎮座され、この地方の最古社であり「駿河国総社」、浅間神社は、延喜元年(901)、醍醐天皇の勅願によって現在の富士山本宮浅間大社より御分霊を勅請した「富士新宮」なのだそうです。
 静岡浅間神社は、地元では「おせんげんさん」と呼ばれ親しまれており、初詣を始め七五三や願掛け、お祓い等、静岡の人々の生活と切ってもきれない神社です。また、来年の大河ドラマ「どうする家康」の主人公・徳川家康公が元服式を行った由緒ある場所です。静岡市を訪れた際は、是非一度お越しください。

 さて、最後に周辺グルメの紹介です!この周辺には静岡市のグルメが集結しています(笑)一番のおすすめは、静岡浅間神社の参道(浅間通り商店街)にある「どらやきの河内屋」さん!このお店では、どら焼きは作り置きせず、時間になったら皮を一枚一枚焼き上げ、優しい甘さの粒あんを挟んで出来立てを提供してくれます。
また、静岡市といったら地元のソウルフード「静岡おでん」、みなさんもちろんご存知ですよね?「どらやきの河内屋」さんと同じ浅間通り商店街にある「おがわ」は、静岡おでん一筋で全国的には大変珍しい昔ながらの駄菓子屋スタイルのおでん屋です。
 静岡と言ったらお茶も有名ですよね?浅間神社から西に少し足を延ばすと、江戸初期に茶商が集められたことにより茶業関係企業が多くある茶町があります。この周辺を散歩していると、どこからかほんのりお茶の香りがして心が落ち着きます♪ここ茶町にある「茶町 KINZABURO」の「茶ゃっふる」もおすすめです。本山茶、川根茶等、静岡県内各地の有名お茶どころの抹茶を練り込んだクリームが入ったワッフルは、産地別の食べ比べも楽しめます。散策の途中、美味しい緑茶とお茶スイーツでほっと一息してみては如何でしょうか?
お問合せ先:
 ・静岡浅間神社
  〒420-0868 静岡県静岡市葵区宮ヶ崎町102-1
  TEL:054-245-1820
HP:http://www.shizuokasengen.net/

尚、「しずおか観光情報」は、諸般の事情により今号をもって終了となります。皆さまには、これまで多くのご支援、ご協力を賜り、誠にありがとうございました。これからも、形を変えて本県の情報をお届けしていきたいと考えておりますので、引き続き、静岡県を宜しくお願い申し上げます。

  • 04cyaffuru

    茶っふる

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