呼子坂
(よびこざか)

治承四年(1180年)源頼朝は富士川を挾んで平氏の軍と対陣しました。このとき源氏は、暗闇の中、このあたりで呼子の笛を吹き、兵を集めたので、呼子坂と呼んだという伝説は有名です。
　一説には、万葉集の「あづまじの手児の呼び坂越えかねて山にはねむもやどりはなしに」という歌の「手児の呼び坂」というのが、この呼子坂のことだともいわれています。