本興寺
(ほんこうじ)

永徳3年（1383）日乗上人の開山で、今川氏の帰依や徳川家康からの朱印地拝領により、十万石の格式を誇りました。老杉の茂る広い境内に10余の堂宇が残り盛時の面影を伝えています。天文21年（1552）修復の本堂は単層寄棟造、和・唐・天竺の三様を巧みに取り入れた折衷様式の端正な建築物です。