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元和3年(1617)に徳川秀忠の娘、東福門院(後水尾天皇の中宮)によって府八幡宮の主要建物が寄進・建造されたと伝えられます。これらの建物は江戸時代を通じ、補修や再建がなされ、今日まで伝えられています。中門をくぐると本殿と拝殿、幣殿からなる権現造の社殿があります。棟札などによると、本殿は元和3年(1617)、拝殿付幣殿は寛永12年(1635)に建立され、正徳4年(1714)に拝殿付幣殿が再建されました。
透塀によって囲まれた本殿は三間社流造です。主屋の3面に縁を設け、高欄を巡らし、側面には協障子を立てて樹花の彫刻をはめています。主柱は円柱で、向柱は角柱となり、柱上には平三ッ斗、梁の中間に蟇股(かえるまた)を配し、梁(はり)を支えています。破風拝(はふおがみ)には蕪懸魚(かぶらけぎょ)を吊り、屋根は杮葺(こけらぶき)に銅版を貼り直しています。本殿は和様の伝統を守って、主屋には木鼻をつけず、虹梁(こうりょう)にも彫刻を入れず、妻も叉首(さす)組みにしています。
拝殿と幣殿は入母屋造の建物で、外見上は拝殿と幣殿が屋根と違える一棟の建物となっています。拝殿は桁行6間・梁行4間で、南側正面に1間の向拝(こうはい)がつき、幣殿は桁行3間、梁間4間で、本殿に接続します。屋根は銅版を敷いていますが、昭和47年以前は檜皮葺でした。柱はすべて角柱で、柱上には三ッ斗を組み虹梁を支え、虹梁中央には蟇股据えています。虹梁上に大瓶束(たいへいづか)を立て棟木を支え、妻も叉首組みとし蕪懸魚と吊っています。蟇股には花樹や鳥の彫刻が虹梁にも渦巻き様の彫刻が施されています。拝殿の向拝の虹梁両端は獅子頭彫刻を施した木鼻がつき、手挟(たばさみ)や虹梁にも彫刻が施されています。
施設名 |
府八幡宮本殿及び拝殿付幣殿 |
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郵便番号 |
438-0078 |
所在地 |
静岡県 磐田市 中泉112-1 |
電話番号 |
0538-32-9699 |
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ファクス番号 |
0538-32-9764 |
駐車場 |
あり |
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大型バス駐車場 |
なし |
ペット同伴 |
不可 |
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トイレ設備 |
なし |
Free Wi-Fi |
なし |
富士山ビューポイント |
なし |
飲食設備 |
なし |
新幹線を利用する場合: |
浜松 |
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東名高速道路を利用する場合: |
磐田IC |
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