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医王寺シャガ
医王寺は天平年間(729~749年)に創建されたと伝えられる真言宗の寺院です。境内に本堂・金堂などの伽藍が配置されていましたが、武田・徳川の戦によって焼失したと伝えられています。その後、徳川家康の本願によって再興しました。江戸時代には寺地内の八坊からなり、八坊を代表するのが金剛院と呼ばれていました。明治時代に入り寺内の塔頭(たっちゅう)は荒廃し、鎌田山金剛院医王寺のみが残りました。
庭園は江戸時代初期に作られた約1,000平方メートルの枯山水の古庭園で、小堀遠州の作庭様式に似ています。作庭師は医王寺と関わりがあった小堀遠州とも、京都智積院能化第七世運敞(うんしょう)ともいわれています。書院の北庭から客殿の南庭にかけて造られ、筑山に天竜の青石や紀州石を巧みに組み合わせた石組を5箇所に配置し、渓谷や深山を表現しています。築山には低木のつつじと蘇鉄が植えられ、庭園の外回りには常緑樹の林が繁ります。庭園中央に庭を守護する三尊石を置き、その下に枯れ滝の石組が見られます。手前に比較的大きい石を配置する事で遠近感を強調しています。前庭から築山手前には苔が生えており、つつじの植栽とともに山水の情景を際立たせています。
明治維新後、この名園も荒廃しましたが、歴代住職の努力により管理され、昭和44年に庭園研究の第一人者である中根金作による指導を受け、現在のように復興しました。また、弘化4年(1847)に建てられた山門に向かう参道と百姓積みの石垣は、苔で覆われ、市内随一の古寺の情緒をかもし出しています。
施設名 |
医王寺庭園及び参道 |
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郵便番号 |
438-0038 |
所在地 |
静岡県 磐田市 鎌田2065-1 |
電話番号 |
0538-32-8710 |
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ホームページ |
医王寺ホームページ (外部サイトへリンク) |
駐車場 |
なし |
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大型バス駐車場 |
なし |
ペット同伴 |
不可 |
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トイレ設備 |
なし |
Free Wi-Fi |
なし |
富士山ビューポイント |
なし |
飲食設備 |
なし |
新幹線を利用する場合: |
浜松 |
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東名高速道路を利用する場合: |
磐田IC |
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