宇津山城跡
(うづやまじょうあと)

浜名湖西岸、湖に突き出した正太寺鼻にある、風光明媚な宇津山に建てられた城。永正3年(1506年)頃に、今川氏親が築いたと伝えられています。　
永禄9年(1566年)城主の朝比奈泰充が徳川に通じていた弟に殺害されますが、翌年今川氏は家臣に城を攻め落させて取り戻します。　
永禄11年(1568年)徳川家康が遠江に侵攻し、後に井伊直政とともに徳川四天王といわれる酒井忠次が先鋒になって宇津山城を攻撃。激しい戦いの末にこの城を奪い、その後は徳川家が治めることとなりました。
現在は『正太寺』の敷地内に、郭や土塁、武者走りの跡、そして宇津山城主を祀る五輪塔が残っています。