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東伊豆に位置する河津町の名物といえば、毎年2月上旬から咲き始める早咲きの「河津桜」。花が大きく濃いピンク色が特徴で、伊豆の温暖な気候によって開花から約1カ月かけて満開になります。河津桜は昭和50年に河津町の木として認定され、毎年2月上旬から約1か月にわたって河津桜まつりが開催されます。
河津川沿いに約4㎞の桜並木が続き、多くの観光客が遊歩道散策を楽しみます。河津川に架かる8つの橋のうち、かわづいでゆ橋から豊泉橋までの区間には桜のトンネルが、来宮橋から荒倉橋までの区間には桜並木と菜の花ロードが続き、どちらも人気のビュースポットとなっています。祭りの期間中には、地元の名産グルメやお土産品などの露店が並ぶほか、町営の日帰り温泉施設「踊り子温泉会館」もあり、お花見と合わせて楽しめます。
連日18時を過ぎると桜並木がライトアップされるのも見どころのひとつ。エリア内には「音蔵の桜」「涅槃の桜」などと名付けられた桜の名木が6本あり、大きな名木がライトアップによっていっそうの美しさと風格を醸し出します。
ここ数年、河津桜は開花時期の予想がしづらくなっているといわれています。見頃を見逃さないように、開花状況をチェックしてお出かけください。